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同じ時代を
2020/05/01
こんにちは!みや離宮です♪


今日は雑談です。


今年は歌舞伎の大名跡13代目「市川團十郎」が市川海老蔵さんに引き継がれる年です。
コロナ禍で襲名披露が延期になり続けていて、こういうところにも影響が出ているんだなぁと改めて思うんですが・・・。


「市川團十郎」といえば、江戸時代から続く歌舞伎の頂点に立つ名前です。
考えてみれば「名跡を継ぐ」、名前を受け継ぐってすごいなぁと思います。


現代の感覚だと、名前と“人格”って密接に絡み合っている気がします。
名跡って、〇〇代目と付くだけあって同じ名前の人が何人もいるわけです。
歌舞伎の書籍を読んでいると「勘三郎」とか「新之助」とか何人も出てきて、〇〇代目をつけないと誰が誰だか全くわからないという事態に陥ります。


その人の“個別性”よりも名跡を受け継いで“同じ名前”になるということにとても崇高な価値を見出しているわけです。一体、その“名跡”って何なんでしょうか。


自分はこう思います。
きっと受け継ぐのは“名前”だけではない。
名前は先程も書いたように、同じ名前だらけで後世から「誰が誰だかわからない」印象を与えてしまいます。名前以上に「価値」があるものがあるにちがいない。


それは芸であり、歴史なのでしょう。


歴史も芸も、受け継ぐという行為なくしては残らないものです。考えてみれば、人生同様儚いものです。それを受け継ぐ主体となるということが“名跡”に象徴されているのかもしれないなぁと思います。


今年は歌舞伎以外にも講談の世界で
神田伯山という大名跡が受け継がれました。
この6代目の雄姿をこれから楽しめる・・・そんな喜びを観客である自分は感じます。


では自分は、この仕事で、誰の“名跡”を継ぐことが出来るでしょうか。
名前ではなく、尊敬できる人の“芸”=“仕事”を引き継いで、若い人たちに残せるように頑張らなければなりません。

このようなことで音を上げてはいけません!!

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